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 強迫性障害とは?
             Last Update 2004/08/30


 OCD(強迫性障害)サークル<ハーモニー>
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■強迫性障害とは? (←『脅迫』ではなく『強迫』ですよ(笑)。)

 『強迫性障害』は、『強迫神経症』、
 『OCD』 (Obsessive Compulsive Disorder)とも呼ばれます。
 自分では、やめたい・バカバカしいと思っていても、
 ある考えが、しつこく繰り返し浮かんで来て頭から離れなかったり、
 ある行動を繰り返さないと気が済まなくなり、
 日常生活に支障を来たすようになるので、本人にとっては非常に苦痛な障害です。
 また、症状が進むと周りの人にも指図するようになったりもします…(-_-;)

 この病気の原因は、ハッキリ分かっていないそうですが、
 最新の画像診断技術で脳の状態を調べると、
 前頭葉の底側に位置する『眼窩前頭皮質』や
 『尾状核』という部分の活動が高まっているらしいです。
 でも、この部分の機能自体がおかしいのか、
 他の場所の機能障害を補おうと活発になっているのかは、
 今のところ、分かっていないそうです。

〔例〕

 ★洗浄強迫(不潔恐怖)
  ・いくら手を洗っても汚いような気がして、長時間、手を洗い続ける。

 ★確認強迫(不完全恐怖症)
  ・戸締りをしても、ちゃんと鍵がかかっているか気になり、何度も確認する。
  ・車の運転中、人をひいたようなような気がして、
   何度も通った道路を確認しないと気が済まない。

 ★その他
  ・過剰に縁起をかつぎ、不吉だと思う数を異常に避けたりする。
  ・他人に危害を加えてしまうんではないか?と不安になる。
  ・本を読んでいる時に、読み飛ばしていないか等、
   読み終わったところが気になって、繰り返し同じところを読む。

 鍵のかけ忘れや汚れがちょっと気になったりする程度の軽いものは、
 誰でも経験があると思いますが、これがエスカレートすると、
 日常生活に支障を来たすようになり、精神的に、ものすごく辛いのは
 もちろん、同じ行動を繰り返すと体力的にも非常に疲れるのです…(>_<)




■強迫性障害の症状

 強迫観念と強迫行為の2つに分かれます。

★強迫観念
 繰り返し浮かんで来て頭から離れない考えや、イメージ(妄想)、
 衝動で、不安・恐怖・不快感を引き起こすもので、
 それは、取り払おうと思っても、なかなか取り払うことが出来ません。

〔例〕
 ・恐ろしい考えが頭に浮かんで離れない。
 ・汚れやバイ菌を異常に恐れる。
 ・他人に危害を加えてしまいそうに思う。
 ・物の配置に異常にこだわる(少しでも曲がっていると気が済まない等)。
 ・不吉な数に異常にこだわる。
 ・自分の外見が異常に気になる。

★強迫行為
 強迫観念から生ずる不安・恐怖・不快感を一時的に払拭(軽く)するための行為です。
 この行為により、強迫観念から来る不安・恐怖・不快感は軽減されるので、
 バカバカしいと思いつつもやってしまいます。
 何度も手を洗ったり、鍵をかけたか何度も確かめるような繰り返しの行為や、
 決められた回数、手を洗わないと気が済まないというような
 儀式的行為(強迫儀式)などがあります。

 ☆繰り返しの行為
 〔例〕
  ・もうキレイになったと思いつつも何度も必要以上(過剰)に手を洗う。
  ・鍵をかけたか何度も必要以上に確かめる。または、他の人に何度も確認する。
  ・何度も同じところを読む。

 ☆儀式的行為(強迫儀式)
 〔例〕
  ・歩き始める時は、必ず右足から踏み出す。
  ・5回(決められた回数)、手を洗ったらやめる。
  ・何かをやる時に、ある物をうっかり触ってしまったら最初からやり直す。

 ☆その他の強迫行為
 〔例〕
  ・物の配置に異常にこだわって、何度も物を置き直す。
  ・数にこだわって、意味の無い行動をする(4とか9を不吉な数だと思って避る等)。
  ・五十音順に並べる(五十音順に並んでいないと気が済まない)。
  ・自分の決めた無意味なルールに従って歩く(タイルを一枚おきにとばして歩く等)。




■強迫性障害の治療

 強迫性障害の治療は、薬物療法とカウンセリングの併用が一般的のようです。
 他に、行動療法(不潔恐怖だったら、怖いものを少しずつ触って慣れて行く)等もありますが、
 中途半端にやったり、自己流でやると、悪化する場合もあるので、
 必ず、専門医に相談して行いましょうね。



★薬物療法
  SNRI(トレドミン)、三環系抗うつ薬(アナフラニール等)、
  SSRI(ルボックス、パキシル等)という抗うつ薬が中心です。


 ☆【区 分】三環系抗うつ薬
   【商品名】アナフラニール等
   【一般名】(成 分)塩酸クロミプラミン
   【効果・特徴】
   元来、うつ病の治療薬ですが、このお薬は、脳内の神経伝達物質の
   セロトニンのみならず、同じ神経伝達物質のカテコールアミンも増加させ、
   強迫性障害には即効性があるそうです。
   (そのわりに、melodyは全く効果がなかった…)。
   【副作用】のどの渇き、便秘等。


 ☆【区 分】SSRI
   【商品名】ルボックス(藤沢)、デプロメール(明治)、パキシル
   【一般名】(成 分)ルボックスとデプロメールは、マレイン酸フルボキサミン、
              パキシルは、塩酸パロキセチン。
   【効果・特徴】
   脳内の神経伝達物質のセロトニンのみを増加させるお薬で、
   日本では、うつ病と強迫性障害に効果があると認定されています。
   三環系抗うつ薬より、弱い薬のようですが、副作用が少ないそうです。
   【副作用】吐き気等。但し、吐き気止め等を服用すれば、
   普通、最初の2週間程度で副作用がなくなるそうです。
   (melodyは短期間しか飲まなかったけど、効果も副作用も無かった。)


 ☆【区 分】SNRI
   【商品名】トレドミン(旭化成)
   【一般名】(成 分)塩酸ミルナシプラン
   【効果・特徴】
   三環系抗うつ薬や四環系抗うつ薬と同程度の効果が認められ、
   かつ、SSRIと同程度の安全性が期待される新世代の抗うつ薬です。
   脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの量を増やし、
   神経の働きをよくします。(セロトニンの増加は不安感を和らげ
   気分をラクにし、ノルアドレナリンの増加は意欲を高めます。)

   気分が晴れない、悲観的になったり、やる気がでない、集中できない、
   眠れない等の心の症状を改善し、気持ちが前向きになるのを助けます。
   また、不安や緊張した気分をほぐして、気持ちをラクにします。

   効果の発現が比較的早いとされ、他の薬との悪い飲み合わせが少ないです。
   各種神経伝達物質受容体に親和性がほとんど認められないので副作用が少なく、
   SSRIにみられる飲み始めの吐き気や嘔吐も少ないです。
   【副作用】口の渇き、吐き気、便秘、眠気等。
   (ちなみに、melodyは、150mg飲んでたけど、効果も副作用が無かった。)






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